10 あとがき
文責 常葉夏惟
『某ゲームみたいなシステムのTRPGシステムをよこせ!』
突然言い出した横暴な先輩。それが私でした。
ちなみに、そんなシステムのルールブックはないらしく、相方、蘇芳青磁が作ってくれたシステム、それが「ふぁじーふぁじーふぁんたじー」でした。ほんわかしたコミカルな雰囲気のゲーム。
可愛い魔法やアイテムのネーミングに、私はすぐにめろめろになりました。
そう、基礎システム、魔法、アイテム、状態異常。リスト化されたデータでしたが、すべて蘇芳君が作ったものです。私の仕事は、そこからわかりやすいルールブックへ文章化することでした。
これがなかなか、やっかいな仕事で、山ほど既存のルールブックを読むことに。
まぁ、そんな感じで。はじめてのシステム作りには、悩まされました。それでも、なんとか形になって、上位魔法など煩雑なデータは一時的に省いて、限界まで読みやすい分量に、と苦心したシステムが完成しました。
TRPG初心者の方にも優しく、ルールは極力シンプルに。
そして、気楽にコメディに楽しめる、そんなシステムになったと思います。
ですから、気楽にTRPGの世界を味わって欲しいと思います。
そして、このゲームを満喫したら、シリアスなもの、コメディなもの、いろいろなTRPGの世界にどっぷり浸かってくれたら嬉しいです。
最後に、テストプレイに協力してくれた皆様。
イラストを担当してくれた雪月さん。
我侭な先輩のために、システム組んでくれた蘇芳君。
本当にありがとう。